ミカタ日記

ローソン 薬販売の新型店 3年後、500店舗目標

5月26日TV TOKYOの掲載動画です。

コンビニ大手のローソンがドラッグストアの機能を備えた「ヘルスケアコンビニ」の実験店舗を初めて公開したとのことです。

これまでも薬局の併設店舗はありましたが、今回の店舗では、一般用医薬品や日用品・化粧品を約2,000点ほど取り扱っており、仕入れを自社で行うことで、品ぞろえを従来の店舗の2.5倍に拡大したそうです。

2013年10月から実験を行い、こちらの店舗では売り上げが5割増加したとのことです。

ローソンの玉塚元一社長はこの「ヘルスケアコンビニ」を成長戦略上重要な店舗形態とし、3年後には500店舗の出店を目指しているそうです。

トヨタ自動車、リハビリ支援ロボットの臨床研究モデル開発

5/28のMONOistの掲載記事です。

5月28日にトヨタ自動車が病気やケガなどで、歩行やバランス確保が不自由な患者様のリハビリテーション支援を目的としたリハビリ支援ロボットの臨床研究モデルを開発したと発表しました。  

 

今回開発したモデルは、2011年に発表しました「介護・医療支援」領域のパートナーロボットである「歩行練習アシスト」と「バランス練習アシスト」を改良したもので、2007年末から藤田保健衛生大学と共同で開発を進めてきたそうです。

 

 トヨタは「歩行練習アシスト」と「バランス練習アシスト」の早期実用化を目指し、2014年秋から、臨床研究モデルを、それぞれ20拠点の医療機関に有償で提供するとのことです。

パナソニック、薬運搬ロボット開発 15府県の病院と導入交渉

5/2のSANNKEI BIZの掲載記事です。
 

昨年10月に、パナソニックが病院用に開発した運搬ロボット「HOSPI(ホスピー)」を、

京都や兵庫、静岡、愛知な ど全国15府県の病院に導入する方向で契約交渉しているそうです。

 

人手不足に悩む地域の医療機関は多く、薬や血液を安全に安く運んでくれるロボットの人気は高まりそうです。

 

ホスピーについて

・移動速度は秒速1メートル

・高性能の赤外線センサーで障害物や人を感知し、ぶつからずに進むことができる。

・無線LANを活用してエレベーターも自由に乗り降り可能。

・タッチパネル式の画面上で集中治療室(ICU)やナースステーションなどの行き先を指定ができ、内部にある薬などの収容ボックスは医師らが専用のIDカードで開閉するので、誤った薬を運ぶリスクも減らせる。

・ホスピーの本体価格は1台約1000万円。

 

大掛かりな設置工事は不要で、システム全体を含めても数千万円程度の導入費用で済むとのことです。

パナソニックは「松下記念病院」(大阪府守口市)に5台を試験導入し、安全性も確認できたそうです。

 

 

 

神戸女子大に看護学部 新設

4/27の神戸新聞の掲載記事です。

 

学校法人行吉学園は4月23日、神戸女子大ポートアイランドキャンパスに来年の4月、看護学部を新設すると発表しました。

同キャンパス内に新たに校舎を設け、看護学部看護学科を開設。

入学定員は80人で、看護師国家試験受験資格のほか、保健師や助産師国家試験受験資格、養護教諭1種免許状の取得が目指せます。

 

 

糖尿病 薬局で簡易検査

5/7の47NEWSの掲載記事です。<関連記事:中日新聞>

 

自分で指先から採った血液で血糖や中性脂肪を測る簡易検査を、薬局や民間業者が提供することが本年4月から公式に認められました。

 

厚労省は、簡易検査を行う場を新たに「検体測定室」と定義し、運用のための指針を公表しました。
検体測定室は通常の衛生検査所のような登録は不要で医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師のいずれかが運営責任者として常勤するなどの要件を満たし、厚労省に届け出れば開設できるそうです。


検査は、利用者が自分で針を刺すなどして指から採血します。

検査項目はいわゆる「メタボ健診」と同じで血糖、脂質、肝機能関係の8項目が検査できるとのことです。


利用者に伝えるのは測定結果の数値と基準値のみで、結果をどう解釈すればよいかなど医師の判断を仰ぐべき事項については質問されても直接答えず、医師に助言を求めるよう勧めるそうです。


結果が基準値内かどうかにかかわらず健診の定期受診を勧めることを求めたほか、健診と同等のものと誤解させるような「健診センター」などの名称の使用は禁止したそうです。


東京と徳島の薬局での指先採血で、糖尿病やその予備軍の人を見つけて受診につなげる社会実験に取り組む筑波大の矢作准教授は「自己採血検査が生活習慣病の早期発見に有効なことは私たちの研究でも明らかだ。法的な位置付けが明確になり、同様の取り組みがさらに広がると期待される」とコメントされました。

 

 

理研の産学連携拠点着工。神戸に来春完成

4/19の神戸新聞の掲載記事です。
 

理化学研究所は、研究成果を製薬企業などと協力して実用化させるため、産学連携の研究拠点「融合連携イノベーション推進棟(仮称)」を、神戸・ポートアイランド2期で本年の3月から着工しています。完成は2015年3月末、研究の開始は同年の6月ごろを目指しています。

 

人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療や、スーパーコンピューターを活用した創薬などを進めているそうです。

 

ポーアイ2期には理化学研究所の、

発生・再生科学総合研究センター(CDB)・計算科学研究機構(AICS)・ライフサイエンス技術基盤研究センター(CLST)

生命システム研究センター(QBIC)などが集積しており、医療産業都市構想の中核的な役割を担っています。

 

・「融合連携イノベーション推進棟」(仮称) 54室を整備

推進棟は、上記の研究所での研究成果の実用化を加速させるのが狙いとのことです。

建物はCLSTの南側で鉄骨8階建て、3~7階に各約50平方メートルの研究室が54室整備されるそうです。

仕切りを取り除けば、最大5室分の空間として使える、

1チームで3室程度、計20前後の研究チームの入居を想定しており、利用者は理研の研究者と企業、大学の連携チームが原則とのことです。

 

また研究者らが情報交換できるラウンジやテラスも設けるそうです。外観は細胞をイメージしたデザインを計画。

 

・スパコン活用

現在想定している研究テーマは、CDBがiPS細胞を使い、昨年8月に世界で初めて臨床研究を開始した網膜再生医療の推進のほか、iPS細胞を使った 歯や毛根、涙腺などの再生や創薬用スパコンや京コンピューター、その後継機「エクサ級スパコン」などを活用した創薬、顕微鏡など医療関連機器の開発など。今年3月から研究テーマや連携相手を募集し、14年度後半にはテーマや入居者を最終決定するそうです。

推進棟を活用して、理研の研究成果をさらに社会に生かしていく計画とのことです。

ジェネリック医薬品メーカ 「水なしOK」「苦味抑える」「見やすい表示」 後発薬の開発

 

ジェネリック医薬品(後発薬)メーカーが、服用のしやすさなどを工夫した薬の開発に力を入れているそうです。

水がなくても飲める溶けやすい錠剤や、誤飲を防ぐ表示をはっきりと印刷した包装づくりが進んでいます。

 

・水なしで飲めるゼリー状の薬

日医工株式会社は苦味を抑えて水なしで飲めるゼリー状の薬を開発。仕組みは、スティック包装の中に封入した空気の部分を指で押すと、ゼリー剤が押し出されるそうです。衛生的で携帯もしやすい利点があるそうです。また子どもが嫌がらない味や喉を詰まらせない硬さを含め、トータルでの服用のしやすさを追求しているそうです。

 

 

 

・水がなくても服用できる糖尿病や認知症の薬

東和薬品株式会社は水がなくても服用できる、溶けやすい糖尿病や認知症の錠剤を販売しています。口の中の水分を吸収すると、成分の間に隙間ができて簡単に溶ける。薬剤を飲み込むのに負担を感じる高齢の患者さんに好評とのことです。

 

・包装シートに薬の名称と効能がはっきりと記された薬剤

沢井製薬株式会社は誤飲を防ぐため、包装シートに薬の名称とともに「高コレステロール血症治療剤」など効能をはっきりと記した薬剤を販売しています。東和薬品も薬剤表面の2カ所に薬の名前を記載し、服用量を調整するため二つに割っても、判読が容易な高脂血症治療薬などを用意しているそうです。

 

 

 

認知症リハビリに役立つ「臨床美術」の作品展

4/16の神戸新聞に「臨床美術の作品展の記事が掲載されていました。

障害者や一般の人が作った、野菜の絵や抽象画、立体カボチャなど約40点展示されているそうです。

 

臨床美術は、認知症リハビリのために作られるもので、作品を作る楽しみや喜びで脳に刺激を与えることによって、

心理的効果やコミニュケーション力の改善を図るそうです。

今は認知症だけではなく、障害者や一般のメンタルヘルスなどにも活用されているそうです。

 

場所は、尼崎市女性センター内のカフェ・トレピエで4月27日まで無料で開催されています。

ワークショップでは、タマネギの絵や、立体カボチャの制作ができるそうです。(※ワークショップは参加費1200円が必要です。)

 

腸内細菌バランス保つ虫垂

4/11の47Newsの掲載記事です。

体に必要ない組織と考えられていた【虫垂】が腸に免疫細胞を供給し、腸内細菌のバランスを保っていることを

大阪大などのチームがマウスで明らかにし、10日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表しました。

チームの竹田潔大阪大教授の話によると「バランスが悪くなると食中毒も起こしやすい。虫垂をむやみに取らない方が良い」とのことです。

腸内細菌のバランスが崩れて発症する【潰瘍性大腸炎】や【クローン病】の新しい治療法開発も今後期待されます。

 

竹田潔大阪大教授らのチームは虫垂の働きを調べるため、虫垂を切除したマウスと、していないマウスを比較。

すると切除したマウスの大腸内では、腸内細菌のバランス維持を担う抗体を作る免疫細胞が半分になっており、バランスも崩れていたとのことです。

また、虫垂でできた免疫細胞が、大腸と小腸に移動していることも確かめており、虫垂が腸内細菌のバランスを保つのに役立っていることが判明したとのことです。さらにヒトでも、虫垂の切除で炎症性腸疾患になりやすくなることが報告されているそうです。

慢性疲労症候群の患者 脳内で重い炎症に 機能低下招く

4/4の日本経済新聞の掲載記事です。

原因不明の疲労が半年以上続く【慢性疲労症候群(CFS)】の患者は、脳内で重い炎症が広い範囲で起きており、脳の機能低下を招いているとみられることを大阪市立大などのチームが発表しました。

CFSは既存の検査では異常がなく見逃されることがあり、この発表が診断指標や治療法の開発に役立つと期待されます。

チームは脳の炎症が起きた部分で多く作られる「TSPO」というタンパク質の量を、患者と健常者を対象に陽電子放射断層撮影(PET)検査で調べた結果、患者は健常者の約2倍炎症の程度が重く、症状が重いほど炎症もひどいそうです。

また、認知機能の低下や頭痛など症状の違いによって、炎症が生じる脳の部位も違うことが分かったそうです。

成果は米科学誌「ジャーナル・オブ・ニュークリア・メディスン」電子版に掲載されました。

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