ジェネリック医薬品(後発薬)メーカーが、服用のしやすさなどを工夫した薬の開発に力を入れているそうです。

水がなくても飲める溶けやすい錠剤や、誤飲を防ぐ表示をはっきりと印刷した包装づくりが進んでいます。

 

・水なしで飲めるゼリー状の薬

日医工株式会社は苦味を抑えて水なしで飲めるゼリー状の薬を開発。仕組みは、スティック包装の中に封入した空気の部分を指で押すと、ゼリー剤が押し出されるそうです。衛生的で携帯もしやすい利点があるそうです。また子どもが嫌がらない味や喉を詰まらせない硬さを含め、トータルでの服用のしやすさを追求しているそうです。

 

 

 

・水がなくても服用できる糖尿病や認知症の薬

東和薬品株式会社は水がなくても服用できる、溶けやすい糖尿病や認知症の錠剤を販売しています。口の中の水分を吸収すると、成分の間に隙間ができて簡単に溶ける。薬剤を飲み込むのに負担を感じる高齢の患者さんに好評とのことです。

 

・包装シートに薬の名称と効能がはっきりと記された薬剤

沢井製薬株式会社は誤飲を防ぐため、包装シートに薬の名称とともに「高コレステロール血症治療剤」など効能をはっきりと記した薬剤を販売しています。東和薬品も薬剤表面の2カ所に薬の名前を記載し、服用量を調整するため二つに割っても、判読が容易な高脂血症治療薬などを用意しているそうです。