ミカタ日記

日常的に医療ケアが必要な子どもを保育園が受け入れ (神戸市、2019年2月から)

神戸市では、2019年2月上旬から、日常的に医療的なケアが必要な子ども(医療的ケア児)について、公立保育所2施設で受け入れを始めます。

 

医療的ケア児は全国で増えていますが、保育所などで未就学児の受け入れが追いついていないそうです。

 

神戸市では対応できる民間保育施設への補助制度も設けており、各区1ヵ所以上の施設整備を目指しているそうです。

 

 

神戸市が受け入れを予定するのは、松原保育所(兵庫区)と須磨保育所(須磨区)で、3歳児クラス以上が対象で、常時看護師を配置し、午前9時から午後5時まで対応するそうです。

 

11月より申し込みを受け付けており、2019年2月上旬以降、順次受け入れるそうです。

 

 

神戸市は、有識者による「医療的ケア児の支援施策検討会議」で、作成した運用のガイドラインについて報告し、2018年3~6月に初めて実施した実態調査の結果も報告されました。

 

医療機関などを通じて、0~17歳の医療的ケア児176人の保護者が応じ、未就学児は61人で、このうち「保育所や幼稚園などを利用していない」とした46人の半数が「利用したいが、利用できる施設がない」と回答したそうです。

 

 

神戸市は2018年4月から、医療的ケア児を受け入れている民間の保育施設向けに、看護師配置の費用などの補助制度を設けており、当面は3施設が対象で、実施状況を見ながら、公民で受け入れ施設を増やしていきたいとしています。

 

 

【医療的ケア児】

 

たんの吸引や鼻からチューブで栄養を送り込む経管栄養、人工呼吸器の装着などの医療行為を必要とする子ども。新生児医療の進歩に伴って急増しており、保育所での医療的ケアは看護師のほか、必要な研修を受けた保育士に認められています。2016年に児童福祉法が改正され、自治体は関係機関と連携し、必要な支援を受けられる態勢づくりなどが努力義務となりました。

 

 

11/23 神戸新聞

 

全国医療的ケア児者支援協議会

 

 

神戸市の認知症事故救済制度 診断は1月ごろから開始

神戸市は、認知症高齢者らが事故による賠償を求められた際に給付金などを支給する全国初の救済制度を設けました。

 

2019年1月ごろから支給対象となるために必要な認知症診断を始める方針を示し、診断方法などを検討する有識者会議で説明しました。

 

同年4月から救済事業の開始を予定しており、診断を先行させて、制度の周知も図るそうです。

 

 

会議は、「市認知症の人にやさしいまちづくり推進委員会」の「認知症の診断に関する専門部会」で、認知症の診断は専門外来や介護保険法の基準によるかかりつけ医の判定が必要ですが、新たな仕組みを設け、対象者の診断基準を統一するそうです。

 

 

この日の会議では、最初の検査は65歳以上にクーポン券を発行し6,500円分の負担を無料にし、精密検査は年齢や医療負担割合に応じて助成額を決め、助成額の上限を15,000~50,000円にする案も示されたそうです。

 

給付額は被害者が市民の場合は、死亡時で最高3千万円などになるようですが、対象者の経済的負担は検査代だけで済むようになるそうです。

 

 

 

診断方法は2段階で、最初は、本人、家族の希望やかかりつけ医の勧めで、医療機関の簡易的な検査を受け、チェックするそうです。

 

認知症の疑いがあれば、認知症疾患医療センターなどに指定されている専門的な医療機関で頭部の画像診断など保険診療で精密検査を受けるそうです。

 

 

 

制度の運用支援を担う三井住友海上火災保険の制度素案によると、給付金に加え、本人や家族を対象に、賠償責任保険制度の「2階建て方式」で運用され、保険金を支払うべき額から、給付金を差し引いた額を支給する案が検討されているそうです。

 

 

 

8/25 神戸新聞

 

 

気象予報士が雨の日の頭痛を予測するアプリを開発

累計155万ダウンロードを超えるスマートフォンアプリ「頭痛-る(ずつ-る)」をご存知でしょうか。

 

梅雨時にめまいがしやすい、雨の日は古傷が痛むなど、低気圧が近づくと、体調が悪化するという「気象病」や「天気痛」と呼ばれる症状に役に立つそうです。

気象予報士さんが、気象の知識を生かして、悩みを抱えた人の役に立ちたいと、2012年に気圧の変化を予報し、頭痛予防に役立ててもらうアプリの開発を提案しました。

2013年4月に無料で公開すると、頭痛だけでなく関節の痛み、めまい、ぜんそく、うつなど、低気圧接近時の様々な症状を抱える人たちから反響があったそうです。

 

アプリでは、6日先までの気圧の変化を時間帯、地域ごとに予報し、折れ線グラフで表示します。

気圧が急激に下がるなど頭痛につながりそうな日時をピンポイントで指し、「警戒」「注意」など4段階に分けて知らせる「痛み予報」のサービスが支持されているそうです。

頭痛が起きた日時や痛みの強さ、予兆や服薬の有無などを利用者が簡単に入力できる日記機能もあり、自分に合った対処法探しや医療機関での治療に役立っているそうです。

 

現在、月40万人強の利用者がいて、ユーザーの記録から、痛むタイミングは気圧の「下降中」や「底」など人それぞれとわかったそうで、いずれは症状に合わせた、個人向けの痛み予報も実現したいそうです。

 

8/28 ヨミドクター

頭痛-る HP

がんに悩む女性を支援 国立がん研究センター東病院

国立がん研究センター東病院(千葉県)に、外見の変化や妊娠・出産など、女性のがん患者が抱える悩みに応える「レディースセンター」が開設されました。

がんの種類にかかわらず女性患者を支援する拠点の設置は国内のがん専門病院では初めてだそうです。

 

長い闘病生活では、女性特有の悩みも多く、副作用による脱毛など外見の変化、手術で乳房や卵巣を失った喪失感、妊娠や遺伝への不安など多岐にわたるそうです。

レディースセンターでは、医師、看護師らが連携し、きめ細かい支援をする拠点となるそうです。

同院は女性看護外来を設け、看護師が「抗がん剤で髪が抜けてショック」「子どももがんにならないか心配」といった個々の相談に乗り、内容の応じ専門医らに橋渡しするそうです。

 

女性のがんは増加傾向で、2014年に新たに診断された患者は前年より8,000人増の36万6,000人で、がんを抱えて生活をする人も多いそうです。

最近、亡くなった漫画家のさくらももこさんや女優の樹木希林さんも長く闘病してきたとされています。

 

 

9/20 ヨミドクター

 

 

西神戸医療センターが深夜の小児科救急を毎日対応へ

神戸市立西神戸医療センターは6月1日から、深夜時間帯(午後5時~午前0時)の小児科救急について、これまで休止していた金曜も含め、毎日受け入れ、軽症を扱う1次救急に加え、中等症の患者を診察する2次救急にも応じます。

 

同センターは2012年7月から、休日・夜間に小児の2次救急を市内の他の病院と輪番制で実施し、「神戸こども初期救急センター」などから、入院を必要とする患者の診療を求められれば、対応してきたそうです。

 

県立こども病院のポートアイランドへの移転などで、市西部の小児科医療に対する需要が増したため、今春から小児科医を増やし、2次救急の輪番制は維持しつつ、全ての曜日で受け入れ態勢を整えたそうです。

 

西区、垂水区、須磨区を中心にしたエリアの小児科救急をカバーすることになるそうです。

 

 

5/25 神戸新聞

 

 

病院食レシピがスーパーに

スタートアップ企業のグローカル・アイ(大阪市)は病院食を参考に健康とおいしさの両立を狙ったレシピの許諾事業を全国展開しています。

全国の国立病院に勤める管理栄養士でつくる全国国立病院管理士協議会(国栄協)の協力を得て、患者の評判がよい病院レシピを収集し、現在は約6,000種類のレシピをデータベース化し、献立数は、ご飯と主菜、副菜を組み合わせた約1,500種類に上るそうです。

献立は1食(ご飯は200グラム)あたり650キロカロリー前後、塩分2.5グラム未満、野菜150グラム以上など厚生労働省が推奨する摂取基準を準拠しています。

 

許諾先は、現在はイズミヤや関西スーパーマーケットなど主に関西圏のスーパー9社、約230店舗にレシピをライセンス供与しているそうです。

新たに九州地盤の西鉄ストアと契約し、6月には首都圏にも広げ、中食市場の拡大を追い風に、2019年中に許諾先を全国1,000店に増やしていくそうです。

 

スーパーなどはグローガル・アイや国栄協の監修で弁当や総菜を製造し、「からだデリ」のブランド名で専用コーナーを設けて販売し、製造数量に応じて許諾料を支払います。

国栄協に所属する管理栄養士は同社が構築したデータベースを閲覧し、病院食のメニュー開発に生かすことができるそうです。

 

スーパーなどとの契約の際、レシピを外部流出させないことを盛り込み、契約先がレシピをまた貸しできないようにしているそうです。

 

5/23 日本経済新聞 

 

 

昭和初期の近代建築 神戸の甲南病院建て替えへ

昭和初期の近代建築の一つである甲南病院(神戸市灘区)の本館が、老朽化のため2017年3月から2022年にかけて建て替えられています。

近代的な大規模病院の建設が相次いだ1930年代の雰囲気を残し、最近はアニメ映画などの舞台にもなっており、建築関係者達から惜しむ声が上がっているそうです。

日本建築学会近畿支部は、戦前から地域の象徴的な建物で、阪神・淡路大震災にも耐えたのだから、何らかの形で残して欲しいとして、本館の保存と活用を同病院に申し入れました。

 

本館は開院した1934年に完成し、鉄筋コンクリート地下1階、地上5階建てで、神戸・旧居留地の神港ビルヂングなどを手がけた木下益次郎の設計で、タイル張りの柔らかな色合いが印象的だそうです。

アニメ映画化された「涼宮ハルヒの消失」やテレビドラマの「長谷川町子物語-サザエさんが生まれた日」のロケ地になり、ファンが建物を見に訪れる“聖地巡礼”も相次いだそうです。

 

同病院によると、病院全体を地下3階、地上6階に改築し、本館は先に完成させる建物に機能を移して解体し、跡地も別の建物を建てるそうです。

本館には愛着があるが、医療機関として安全性を高めなければならないと話されています。

 

2016.12.2 神戸新聞

 

 

神戸・隈病院がクラウド型電子カルテを導入

隈病院(神戸市中央区)が2月中旬に、電子カルテのデータをインターネットで保存する「クラウド型」に移行しました。

クラウドにつながる端末があれば、どこからでもカルテにアクセスできるシステムで、従来の方法と違い、常に最新のカルテを保存し、取り出せるため、災害などによる患者情報の喪失を防ぐだけでなく、施設が損壊しても診療の継続が可能になるそうです。

 

東日本大震災では医療機関が被災してカルテが失われ、患者データのバックアアップが課題になり、情報が自前のパソコンや携帯端末ではなく、外部の専用データセンターで管理するサービス「クラウド・コンピューティング」を応用し、ネット環境が整えば閲覧や編集ができるそうです。

 

甲状腺専門の同病院は、長期のフォローを必要とするパセドー病や橋本病などの疾患に対応するため、診療情報を永久に保存しており、その数は約40万人にも上るようです。

電子カルテやスキャンした紙カルテは院内のサーバーで保存しますが、サーバーが被災すればデータが失われる恐れがあります。

データは業者委託して外部保存していますが、診療後速やかに記載内容を更新するのが難しかったそうです。

 

同病院によると、クラウドサービスは、災害時のデータ散逸と診療中断が懸念される状況を解消しようと導入し、ネットを介して関東地方のデータセンターにカルテを逐次保存し、診療室のパソコンから開けられるようにしました。

また、万全を期すために、4月からはデータセンターをもう1ヶ所、西日本にも増やすそうです。

 

2018.3.26 神戸新聞

 

 

 

オンライン診療の指針案、初診・新処方の場合は「対面」

厚労省は、スマートフォンなど情報通信技術を使って、離れた場所にいる患者を診る「オンライン診療」について、3月9日に初の指針案を示し、厚労省の有識者検討会で議論されることになりました。

 

初診時や新たに薬を処方する際は、原則、対面診療を行い、患者との関係ができてからオンライン診療を行うなど、医師が守るべき事項が列挙しました。

オンライン診療を対面診療の補完と位置づけ、適切な普及につなげるのが狙いだそうです。

 

診療は医師が患者と対面するのが原則で、オンライン診療はへき地や離島など一部で認られていました。

2015年に厚労省がへき地や離島以外でのオンライン診療を事実上解禁すると急速に拡大しました。

 

指針案では、オンライン診療は、触診ができないなど得られる情報が限られていることから、対面診療と組み合わせる必要があるとしました。

実施前に患者に利点と不利益を説明し、オンライン診療で行う治療内容について合意を得ることと注意を促しました。

なしすましを防ぐため、医師は運転免許証などで患者が本人かどうか確認するとしています。

 

こうした事項は、安全性を保ち、効果的な問診を行うために医師が最低限守るべきだと指摘し、指針を守れば医師法に触れないと明記されています。

医療機関は4月から生活習慣病の診療や在宅医療などの分野でオンライン診療に診療報酬を請求できますが、指針の順守が求められるそうです。

 

2018.3.9 ヨミドクターより転載

 

 

オンライン診療の適切な実施に関する指針案

 

 

長時間勤務や人手不足などの病院の問題を神戸で意見交換

兵庫労働局などが初めて企画した医療現場の改善を考えるワークショップが2月15日に開催されました。

市内外から集まった看護師や病院事務局長たちが、働きやすい職場を目指して意見を出し合ったそうです。

 

ワークショップは4班に分かれて行われ、各病院に共通する課題が浮き彫りになりました。

長時間労働に加え、所属する部署によって残業時間や有給取得率に偏りがある、慢性的な人手不足、上司からのパワハラ、非正規職員の増加などの問題がでました。

また、「激務で離職する若者が多く、残された看護師がさらに忙しくなるという悪循環に陥っている」など、深刻な現状を報告する声もあったそうです。

 

解決策として、書類作成を代行する「医療クラーク」の採用、時間給や週休3日制の導入、管理職の意識を変えるための研修が提案されました。

 

政府が昨年まとめた「働き方改革実行計画」では、医師は罰則付きの時間外労働規制の対象になりましたが、応召義務などから適用は5年間の猶予期間が設けられました。

厚生労働省による調査では、勤務医では男性の4割、女性の3割が週60時間を超す労働時間だったそうです。

兵庫県内でも、当直や救急をこなす医師の過労、看護師不足などが課題になっているそうです。

 

 

2/16 神戸新聞NEXT

 

 

 

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