ミカタ日記

こども病院が遠隔診療へ 遠方患者の通院負担軽減

兵庫県は、2020年度、県立こども病院(神戸市中央区)で治療後、経過観察が必要な遠方の患者を支援するため、遠隔診療ができる体制を整えます。

 

県立こども病院と但馬、丹波、淡路地域の中核病院とを情報ネットワークで結び、電子カルテやテレビ会議システムを使って、地域に居ながら小児専門医の診療を受けられるようにし、通院の負担軽減を図るそうです。

 

兵庫県病院局によると18年度、2年以上にわたって年間2回以上、同病院を受診した患者は5849人で、このうち約半数の2827人は神戸市内の居住者だったそうですが、遠方の但馬や丹波、淡路、西播磨地域に住む患者もそれぞれ100人以上おり、地方では小児専門医が少なく、退院後も神戸まで通院せざるを得ない状況があるそうです。

 

遠隔診療を可能にするため、こども病院に加え、公立豊岡病院と県立丹波医療センター、県立淡路医療センターの3病院に電子カルテとテレビ会議システムを導入し、遠方の患者はそれぞれの病院を受診すると同時に、こども病院の医師によるオンラインでの診療を受けられることになるそうです。

 

対象は、こども病院で経過観察を行っている患者に加え、地域から同病院への紹介を検討している患者の診察にも活用するそうです。

 

一部の診療料で運用開始し、順次拡大していくそうです。また、西播磨地域などでも今後、整備を検討する予定だそうです。

 

 

2/19 神戸新聞

 

 

聴覚・言語障害者からの119番 アプリで簡単に

兵庫県三田市消防本部は、3月1日から、スマートフォンやタブレット端末から簡単操作で、火災や救急を通報できる「NET(ネット)119緊急通報システム」の運用を始めました。

 

言葉が喋りにくかったり、耳が不自由だったりする人が簡単に119番できるようになり、病院の紹介など問い合わせにも応じ、聴覚・言語障害者の暮らしの安心につながると期待されているそうです。

 

利用者がスマホから送った通報データは、データセンターに登録された利用者の名前や住所とともに、同本部の専用端末上に表示されます。

 

従来はあらかじめ登録したファックスからの通報に限られていましたが、スマホの衛星利用測位システム(GPS)機能で通報者の位置が特定されるため、外出先から利用できるのが特長だそうです。

 

聴覚と言語機能に障害があり、身体障害者手帳を持つ市民355人が対象ですが、手帳を交付されていなくても、耳が聞こえにくかったり、言葉が喋りにくかったりする人は同本部が個別に相談に応じてくれるそうです。

 

神戸市内の情報システム会社が販売するクラウド型緊急通報システムを採用しており、同システムは県内の13自治体が導入しているそうです。

 

三田市外で使う場合は、同じシステムを使う神戸や西宮、丹波、明石市内なら現地の消防機関に直接通報が入り、それ以外では、三田市消防本部が通報を受け、管轄する消防機関に出動を依頼するとのことです。

 

2月21、22日に三田市役所で、利用者登録説明会が開催されました。

手話通訳者と要約筆記者の協力のもと、システムの説明や登録、操作説明があり、45名の方が登録されたそうです。

 

1/27 神戸新聞NEXT

三田市NET119緊急通報システム

 

 

2月1日を「フレイルの日」に協議会が制定 予防の重要性呼びかけ

産学官の約100団体が加盟し、国民の健康作りを進めるスマートウエルネスコミュニティ協議会は、日本老年医学会、日本老年学会、日本サルコペニア・フレイル学会と連携し2月1日を「フレイルの日」と制定しました。

 

フレイルとは、筋力などが低下し始め、心身が弱ってきた状態で、「虚弱」を意味する英語「Fraity(フレイルティ)」をもとにした言葉で、2014年に日本老年医学会が提唱しました。

筋トレやバランスの良い食事、社会参加によって、元気な状態に戻れるそうです。

 

2月1日に決めたのは、「フレイル」と2(ふ)、0(れ)、1(い)の語呂合わせだそうです。

今後、協議会が認定するボランティアが、家族や知人にフレイル対策の重要性を呼びかけていくことも計画しているそうです。

 

2020年度から、75歳以上を対象に生活習慣や認知機能などをチェックする「フレイル健診」が実施され、国のフレイル対策が本格的に始まるそうです。

 

フレイルになりやすい人は心不全、肝硬変、腎不全などの慢性疾患を抱えていて、記念日制定をきっかけに、フレイルの対象となる50~60歳以上の人だけでなく、その子、孫世代にも広めていきたいそうです。

 

また、4月からのフレイル健診に向け、かかりつけ医や一般の人を対象にしたマニュアルの作成などを通じて、認知度をアップしたいそうです。

(2020年3月26日現在)

 

 

1/30 ヨミドクター

フレイルとは  フレイル予防・改善プログラム

 

 

「ぴんころ地蔵」が健康に関するお告げ100種類 長野県佐久市が「地蔵健診」

長野県佐久市が、お祈りをすると、健康に関するお告げをもらえる「地蔵健診」というユニークな試みを、東京都内や同市内など6か所で行っています。

地域医療に力を入れてきた同市の良さを、地元の健康長寿のシンボル「ぴんころ地蔵」を通じて知ってもらい、移住者を増やし、人口減少の歯止めの一助となればと考えているそうです。

 

ぴんころ地蔵という名前の由来は、健康のまま天寿を全うする意味の「健康で長生きし(ぴんぴん)、寝込まずに楽に大往生する(ころり)」をヒントに命名されたそうです。

 

地蔵健診では、佐久市のシンボルとして街の人に親しまれるぴんころ地蔵の前でお祈りをすると、健康に関するお告げが頂けます。

 

ぴんころ地蔵のお告げは、佐久市の複数の医師が監修し、こころのお告げ、健康管理のお告げ、子どものお告げなど11のカテゴリに、約100種類が用意されています。

地蔵の隣には、「子ども」「シニア」「男性」「女性」の4種類に分けたおみくじも用意され、声のお告げとは別に、個人の属性に合ったお告げを受けることもできるそうです。

 

1/17 ヨミドクター

佐久市のサイト  ぴんころ地蔵尊 

 

 

「疑似窓」やイラストでICUを彩る 患者にやすらぎ 奈良県立医科大付属病院

奈良県立医科大付属病院では、集中治療室(ICU)をさまざまな治療機器が並んでいる無機質な部屋から患者がリラックスできる空間に様変わりさせようという試みが進められています。

外の景色を4Kパネルでリアルタイムに表示する「疑似窓」や、落ち着いたインテリアと癒やしの音楽を流す「コンセプトルーム」を整備し、ストレスを軽減し、患者の免疫力アップにつなげるのが狙いだそうです。

 

県立医大麻酔科学教室の川口教授は、入院が長引けば患者の身体・認知機能が低下していく傾向があるということに着目し、病院環境を改善する取り組みを進めていて、その一例が擬似窓とコンセプトルームだそうです。

 

疑似窓は、43型の4Kモニター2枚を並べ、縦約120センチ、横約100センチのサイズの窓を再現し、屋外の8階に設置されたカメラで撮影された空や街の映像が、リアルタイムで表示されるそうです。

4Kで撮影された映像は、遠くを走る車が確認できるほどの高精細で、ベットに横になったままでも見やすい高さに設計されています。

疑似窓に期待される効果は、体が弱っていくのを防ぐためには、患者の五感に刺激を与えることが重要と指摘されています。

 

コンセプトルームは、落ち着いたインテリアと壁に描かれた鮮やかなイラストが特徴的で、ICUのうち1つの部屋を改装したそうです。

患者や家族はもちろん、医療従事者のストレスを軽減させる視点も盛り込んでいるそうです。

 

ICUには多くの医療機器があり、ストレスを感じさせないようにするには、機器類の見た目の威圧感を和らげたり、作動音が気にならないようにしたりする工夫が必要で、コンセプトルームでは、医療機器が使い勝手を損なうことなく、患者の視界に入らないよう配置され、気持ちを穏やかにさせる音楽が流れているそうです。

 

1/18 産経新聞

 

 

 

シニアはメタボよりフレイル対策を 県が予防動画

兵庫県は、加齢とともに体力や気力が低下し、介護が必要となる手前の状態「フレイル」について知ってもらおうと、早期発見や予防法をクイズ形式で学べる動画を作成しました。

県のインターネット放送局「ひょうごチャンネル」で公開し、「シニアはメタボよりフレイル対策を」と呼びかけています。

 

フレイルは、海外の老年医学の分野で使用されている英語の「Frailty(フレイルティ)」が語源となっており、「Frailty(フレイルティ)」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」などを意味するそうです。

 

兵庫県は、2019年3月に、全国に先駆けて、市や町が医師会や歯科医師会をはじめ関係団体や配食事業者などと連携し取り組む対策などをまとめた「予防・改善プログラム」を作成しました。

 

動画が全9本(1本当たり9分程度)で、口腔ケアと食事のバランスに力点を置き、「高齢期に気を付けることは?」など選択式で4つの質問があり、1日の食事の量や唾液腺マッサージ、そしゃくトレーニングの方法などを学べるそうです。

 

厚生労働省の研究班の報告書では、フレイルは加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能など)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であります。

一方で、適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態とされており、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間の状態です。

 

多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられています。

高齢者が増えている現代社会において、フレイルに早く気付き、正しく介入(治療や予防)することが大切だそうです。

 

 

10/9 神戸新聞

 

 

ひょうごチャンネル  フレイルとは  フレイル予防・改善プログラム

 

 

外国人の健康診断や相談に無料で対応 神戸の「しんかいち国際保健室」

神戸常盤大学看護学科の教員や学生が週に一度、外国人労働者や留学生の健康と暮らしをサポートする取り組みとして、健康診断や生活相談に無料で応じる「しんかいち国際保健室」を開設しました。

 

国際交流シェアハウス「やどかり」の一室を利用していて、訪れる外国人の母国はさまざまで、過酷な労働環境や、慣れない生活に苦労する外国人の心のより所になっているそうです。

 

同大学の黒野准教授や学生たちはボランティアで、生活のリズムや悩みなどを聞き取っていき、インドネシアの女性には、日焼け止めの種類を説明したり、タイの女性が抱える職場の悩みにも耳を傾けたりしているそうです。

 

また、血圧の測定など健康管理も行い、利用者に語りかけ、健康状態や測定結果をノートに書き込みように促したそうです。

 

法務省によると、日本に住む外国人は2018年末に273万人を超え、過去最高を記録し、改正入管難民法の施行を受け、今後も増加するとみられているそうです。

 

住環境の保障や医療へのアクセスが大きな課題となっているそうです。

 

「やどかり」を運営するNPO法人「ワンセルフ」の理事長も、外国人が医療機関で受診する難しさを肌身で感じているそうで、「お金がかかるため、病院に行かない子が多く重症化しやすい」と指摘し、「適切な時期に、スムーズに治療を受けられる仕組みがづくりが必要」と話されています。

 

黒野准教授とタッグを組み、体調が悪い時はもちろん、普段からさまざまな悩みを相談できる「保健室」の解説を思い立ったそうです。

 

黒野准教授は「病気の予防活動をしていると、早期発見につながる。今後は、いろいろな医療機関とも連携していきたい」と話されています。

 

10/25 神戸新聞

 

国際交流シェアハウス「やどかり」

 

ブラシを歯に当てると音楽が聞こえる子ども用歯ブラシ 京セラとライオンが共同開発

京セラとライオンは、ソニーが展開するクラウドファンディングを利用して、子ども向け仕上げ磨き専用歯ブラシを開発したと発表しました。

 

この歯ブラシは、「子どもが嫌がる歯磨きを楽しい時間に変える」をコンセプトに、デザイン・音楽・テクノロジーを融合させた新しい子ども向け仕上げ磨き専用歯ブラシです。

 

子どもが自分で磨いた後に大人が仕上げ磨き用として使うことを想定しており、子どもが嫌がる歯磨きを親子で楽しめる時間に変えられるようにしたそうです。

 

特徴は、

・歯磨きを楽しい時間に変える仕上げ専用歯ブラシ

 子どもの仕上げ磨き専用の歯ブラシで、子どもが好きな丸いフォルムとカラフルな色使いのデザイン。

 

・歯ブラシヘッドの振動で音楽を楽しめる

 歯ブラシのヘッド部分に収まる京セラの小型圧電セラミック素子と、ボディに搭載されたデジタル駆動アンプ

により、ヘッド部分のみが振動し、歯磨きをしている間だけ音楽が楽しめる。

 

・お好みの音楽の再生が可能

 スマートフォン等をオーディオケーブルで接続することで、お好みの音楽を再生することが可能。

 

・実用性とエンタテインメント性を両立

 京セラとライオンの技術、ノウハウを融合し、効果的に歯に音楽の振動を伝えるだけでなく、歯ブラシとしての掃除力を合わせ持ちまちます。

 

 ソニーのクリエイティブセンターによるデザイン協力や、ミュージシャンのDJみそしるとMCごはんによる楽曲提供などにより、実用性に加えてエンタテインメント性を兼ね備えた製品になっています。(ブラシ部分は付け替え式)

 

7/3 神戸新聞

possi(ソニー) 

Possi(京セラ) 

 

 

延命意思を事前データ化 QRコードで確認検討

神戸市医師会は、要介護者が延命治療や療養場所について事前に意思表示できるシートの作成を進めています。

 

病気の終末期や急変時に備え、ケアマネージャーらが希望を聞き取り、情報を集約したQRコードを発行し、救急隊や救急病院などが専用端末で読み取ることで、本人の意識がなくても意思を確認できる仕組みを目指しています。

 

医師会は、神戸市に提案する方針で、市は導入の可否を含む本格的な検討を始めるそうです。

 

シートでは、延命と苦痛の緩和のどちらを優先するのか、病院や住み慣れた場所のどちらで治療を受けたいかなどを明確にするそうです。

 

本人が意思を決められない場合は、複数の質問への回答で人生観や価値観をおおまかに把握し、家族らが意思を推定できるようにするそうです。

 

これらの情報を入退院や服薬の記録とともにデータ化し、本人や家族が所持するQRコードを読み取れば閲覧できるシステムを検討するそうです。

 

シート作成には、希望していない救急搬送を避ける狙いもあり、望まない搬送や蘇生を防ぐ取り組みは、全国各地で広まりつつあるそうです。

 

総務省消防庁の2018年の調査では、全国728の消防局や消防本部のうち45.6%が、患者側から蘇生を拒否された際の対応を定めて、そのうち約3割は、「医師からの指示など一定の条件の下に、心肺蘇生を実施しない、また中断できる」としているそうです。

 

内閣府の調査によると、55歳以上の約55%が自宅で最期を迎えたいと望んでおり、その一方で、2017年に亡くなった約134万人のうち、自宅で亡くなったのは13.2%の約17万7千人で、在宅死の実現が難しい現状が浮き彫りになっているそうです。

 

厚生労働省は、終末期の治療希望などを事前に家族や友人らと話し合う「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」の啓発に力を入れているそうです。

 

 

8/11 神戸新聞

 

 

人生の最終段階迎えた時の希望の過ごし方を事前に話を

厚生労働省は、高齢化社会が進展する中で、「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」の愛称を「人生会議」と決め、ロゴマークを作って普及と啓発に力を入れています。

 

「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」とは、「生きる時間が限られているなら、どう過ごしたい?」「大切にしたいことは?」と、人生の最終段階を迎えた時、本人の希望に沿った治療やケアを受けられるように、事前に家族や友人、医療・介護従事者達と話し合っておくことをいうそうです。

 

厚生労働省のHPのパンフレットは、これまで先駆的に取り組んできた神戸大学医学部附属病院緩和支持診療科の木澤特命教授が編集しました。

 

記入式で、ダウンロードすれば、誰でも実践できて、体調に応じてステップ「1」から「5」までの5段階に分け、話し合う内容の例を紹介しています。

 

健康な時に始めるのが、ステップ「1」と「2」になり、受けたい治療や、自分が考えを伝えられなくなった時に代理決定者となる「信頼できる家族や友人」などについて話し合います。

 

ステップ「3」以降は、闘病生活に入る「人生の最終段階を自分のことと考える時期」に話し合う例を示していて、余命を知りたいか、延命を最も重視するのか快適さを重視するのか、どこで治療を受けたいか、などの項目が並びます。

 

厚生労働省がACPの啓発に力を入れる理由の1つが2012年度に内閣府が実施した「高齢者の健康に関する意識調査」の結果と現実のギャップだそうです。

 

意識調査では、55%が自宅での最期を希望していましたが、これに対し、17年の人口動態調査では73%が病院で亡くなり、自宅は13%にとどまったそうです。

 

理想と現実の差は大きく、政府の骨太の方針(18年)には「本人の意志を関係者が随時確認できる仕組みの構築を推進する」と記されたそうです。

 

神戸大学医学部の木澤特命教授は、神戸市内で開かれた「人生会議研修会」で講演し、「価値観を共有するため、繰り返し話すことが重要」と語られたそうです。

 

「緊急の状態になった時は一切の生命維持治療を拒否する」と書いた紙を持った80代男性が救急搬送されてきた際に、家族が治療を希望した事例を紹介し、「ただ紙に書いておいても意味がない。話し合っておかないと現実にならない」とし、「なぜその選択をするのかという患者の価値観を周囲が理解し、共有することが大切で、繰り返し話し合うプロセスが重要だ」とも語られたそうです。

 

 

6/12 神戸新聞

 

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