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ミカタ日記
10月17日、京都大iPS細胞研究所の妻木範行教授らは、ヒトの皮膚細胞を軟骨の細胞へ直接変換することに成功した事を発表しました。
けがや老化などで関節の軟骨が失われた患者の治療などへの応用が期待されています。(MSN産経west)
羽毛よりも軽い半導体センサー開発 医療への活用期待
東京大学の染谷隆夫教授らは羽毛より軽くラップフィルムのように柔らかな半導体センターを開発したと発表した。
肌に貼り付けても装着感がなく、体温や心拍数、血圧などの測定器への応用が期待できる。
(参考:日本経済新聞)
お薬手帳 デジタル化へ
8月25日の毎日新聞に、スマホ版お薬手帳の話題が掲載されていました。
お薬手帳:スマホ版、大阪府薬剤師会が開発 薬の情報保存
昨年より計画が進められており、9月より大阪府内のシステムを導入している薬局で実施されるそうです。
東日本大震災で被災地応援に入った薬剤師がお薬手帳を元に正確に薬を調合できたことをきっかけにその役割が見直されていますが、
まだまだ一般に認知はされていないお薬手帳です。
また、ソニーもFeliCaを利用した電子お薬手帳を開発し、試験に入っているという記事もありました。
個人情報の保護には一定の信頼を得ているFeliCaのシステムを使い、お薬情報を記録するという方法です。
こちらもアプリと連動し、管理するというもの。
特に若い方にはスマホに記録する、というスタイルはよくなじむのではないでしょうか。
副作用や併用による事故を防ぐためにも、デジタル化をきっかけに今後一層の普及が期待されます。
病気とたたかう子どもたちのために
8月22日の日本経済新聞の記事を紹介します。
病院での治療や入院生活を送る子供たちの心のケアに対する取り組みが広がっているそうです。
医師や看護師だけではなく、保育士や臨床心理士がともに入院生活中の病児を支え、
治療に前向きになってもらうためのチームを作って治療に取り組もうというもの。
記事では宮城県立こども病院(仙台市青葉区)が行う、子どもにわかりやすいよう、おもちゃなどを使って治療や検査の説明をすることで、
病児の不安や恐怖心をやわらげるなどの取り組みや、
茨城県立こども病院(水戸市)の図書室設置などの取り組みを紹介しています。
また、8月25日のWIREDの記事では、アメリカで開発された子どもの病院嫌いを軽減するiPad用アプリ
「My Routine」が紹介されています。
病気であるだけではなく、親元から離れて不安な子供たちの気持ちを和らげて前向きに治療に取り組んでもらうことで、
少しでも早期回復につながるよう、国内外問わずさまざまな方法が考えられているようです。
(参考:日本経済新聞・WIRED)
水を飲むと脳が活性化
朝、一杯の水を飲むことで、脳の活動が活性化されるという研究結果が科学誌『Frontiers in Human Neuroscience』で発表されています。
知的作業に従事する前に約0.5リットルの水を飲んだ人は、飲まなかった人と比べて14%反応時間が早くなることを発見したそうです。
まだ研究途中ではありますが、脳の80%は水でできており、夏の暑い時期だけではなく、人体への水の重要性がよくわかる結果ではないでしょうか。
(参考:Yahoo!ニュース)
潜在労働力の発掘課題 介護・看護師も人手不足
女性がサービスの主要な担い手となっている業種では人手不足が課題になっているという記事が7月31日の日経新聞に載っていました。 とくに介護は代表例であり、介護福祉士の国家資格を持ちながら従事していない人は20万人いるといわれているそうです。 保育士と同様、人事制度や勤務体系の改善が始まっており、有料老人ホームの大手のメッセージは介護職員の技術の熟練度に合わせた 10段階の昇給制度を取り入れており、 また結婚や出産を理由に休職しても以前の給与水準から仕事を再開できるようにしたそうです。 女性が7割を占める薬剤師も出産や育児で休職する例が多く、 調剤薬局チェーンやドラッグストアーも勤務時間の短縮や待遇改善で復職を呼びかけています。 医療分野も結婚や出産を理由に退職した「潜在看護師」は約70万人いるといわれています。 弊社も看護師募集のお手伝いには力を入れております。 今後も重要な課題ではないでしょうか。 (参考:日本経済新聞)
「目に見えない」自転車用ヘルメット
8月6日のWIREDに面白い記事が掲載されていたので紹介します。
スウェーデンの大学院で工業デザインを学んでいる女子大生が、自転車用のヘルメットを開発しました。
普段はマフラーのように首に巻き、自動車に衝突するなど、衝撃を感知した瞬間にエアバッグのように広がり、
頭部を守るというもの。
ファッションを邪魔しないうえに、従来のヘルメットの3倍以上の衝撃吸収力をもつそうです。
日本円で5万円とやや高額ではありますが、今までにないアイデアのヘルメット、
使いたいと思われる方はとても多いのではないでしょうか。
(参考:WIRED)
3Dプリンターで臓器内部も再現可能に
立体物を手軽に造形できる3Dプリンターを使って、臓器の内部まで再現が可能になりました。
従来の樹脂を流し込む方法よりも、より細かい部分、臓器の内側の血管などの再現などが可能になり、
模型などの、手術説明や教育の現場だけではなく、
今後は実際に人体に使用可能な臓器の作成などにも期待されています。
【参考記事:yomiDr.】
お年寄りの脱水、飲む水は薬局で
朝日新聞の医療サイト apital のコラムを紹介いたします。
お年寄りの自覚のない室内熱中症や、感染性胃腸炎による下痢や嘔吐による脱水の際の水分補給方法として、
スポーツドリンクはあまりすすめできない場合があるそうです。
下痢や嘔吐による脱水は、ナトリウムやカリウムなど塩分が不足していることがあるため、
可能であれば薬局で売られている「経口補水液」など、塩分と糖分がバランスよく配合されたものを飲用するとよいそうです。
迷った時は、薬剤師さんのいる「薬局」へ、とのことです。
ひときわ熱くなりそうなこの夏、お年寄りに限らず参考になる記事ですね。
【参考記事:朝日新聞の医療サイト apital】
世界初iPS臨床研究実施を了承
26日、理化学研究所が先端医療センターとともに申請していた、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使用した目の難病「加齢黄斑変性」の治療のための臨床研究の実施を、厚労省審査委員会が条件付きで了承しました。
今後厚生科学審議会科学技術部会や厚労省の承認を経て、来年夏にも治療が始まります。
【参考記事:yomiDr.】