ミカタ日記

ロボットリハビリテーション(神戸市西区)

神戸市西区にある兵庫県立リハビリテーション中央病院のロボットリハビリテーションセンターの記事が神戸新聞に掲載されていました。

ロボットリハビリテーションの対象者は、四肢切断者や脊髄損傷など運動器に障害のある方。

上肢切断の方に対して、筋肉の信号でハンドを動かすことができる世界で最先端筋の電義手を用いたリハビリテーションや、

下肢切断の方に対しては、コンピューター制御義足など、高機能な義足を用いたリハビリテーションを提供されているそうです。

またサイバーダイン社と、脊髄損傷(不全麻痺)の方に対して、歩行再建のためのリハビリ手段として、

最先端の運動支援装置であるロボットスーツHAL®の導入に向けた研究や実証等も行っているそうです。

 

 

実物細胞でiPS紹介 日本医学会の15年総会

2月21日の神戸新聞の掲載記事です。

2015年に神戸市と京都市で医学系学会「日本医学会」の第29回総会が開かれるそうです。

総会は4年に1度開かれ、兵庫県内での開催は初めてです。

 

公開展示は「未来医(みらい)XPO(えきすぽ)’15」の名称で、「あなたの暮らしと医の博覧会」がコンセプト。

15年3月28日~4月5日に神戸市中央区の神戸国際展示場などで開くそうです。

神戸会場では、再生医療を市民に分かりやすく伝えるため、人工多能性幹細胞(iPS細胞)研究の現状を細胞の実物や映像で紹介するそうです。

京都会場では15年4月に学術講演、学術展示などを予定し、iPS細胞を開発した山中伸弥京都大教授が開会講演を担うそうです。

 

他にも、神戸で世界初の臨床研究が始まったiPS細胞を顕微鏡で観察できるようにするほか、介護・生活支援ロボットの実物展示や、発病の確率が分かるゲームなど、家族連れらを対象にした内容を計画するとのことです。

 

LED殺菌で虫歯予防 新型歯磨き粉

2月17日の経済新聞の掲載記事です。

化粧品製造・販売のビューティードアは、発光ダイオード(LED)を使い、殺菌効果を長持ちさせた新型の歯磨き粉を発売した。

 

使用方法は、新型歯磨き粉【BLANX®(ブランクス)ホワイトショック】で歯を磨き、口をすすいだ後、1分間付属のLEDライトを歯に照らすとのことです。

この新製品は、イタリアのボローニャ大学とCOSWELL社の共同開発された製品をビューティードアが輸入販売するそうです。

殺菌作用は24時間持続するとのことですので、虫歯の予防につながる。 

 

 

 

がん検診受診向上へ条例案

2/13の神戸新聞の掲載記事です。

神戸市会の4会派(民主、公明、自民神戸、自民)は、国民の死因1位である「がん」対策の理念などを定めた「神戸市がん対策推進条例案」を共同提案すると発表しました。

医療産業都市を展開し、治療の分野では先進地の神戸だが、がん検診の受診率は全国平均を大きく下回る。

神戸市に、最新機器を備えたがん専門の病院や、小児がん患者が家族と滞在しながら治療を受けられる施設などがあるが、市が助成するがん検診の受診率は低調だそうです。

2011年度の厚生労働省の統計では、胃がん検診は全国平均9・2%に対し神戸4・3%、肺がんは全国17・0%、神戸3・7%。

条例案は、がん対策を進める市の責務と併せ、検診受診に対する市民の役割も明記し学校での予防教育も盛り込んでいる。

また、がん患者への緩和ケアや、脱毛など外見の悩みに関する相談体制の充実など、がんをめぐる近年の課題にも積極的に取り組むとのことです。

世界初 万能細胞『STAP細胞』作成に成功

1月29日 「万能細胞」発見という報道に驚いた方も多いのではないでしょうか。

万能細胞ことSTAP細胞について掲載記事を集めてみました。

 

● 1月29日毎日新聞

理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(神戸市)と米ハーバード大の共同研究チームが

マウスの体細胞を弱酸性の溶液に浸して刺激を与えることで、どんな細胞にも変化できる万能細胞『STAP細胞』を

世界で初めて作製することに成功したと発表した。

 

万能細胞の研究を中心に進めた理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子・研究ユニットリーダが

「刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得(Stimulus―Triggered Acquisition of Pluripotency)」の英語の頭文字から

STAP細胞と命名した。

 

 

研究内容は

マウスのリンパ球を弱い酸性(pH5・7)の溶液に30分間入れた後、別の培養液に移すと、2日以内にリンパ球が本来の性質を失った。細胞の数は7日目に約5分の1に減ったが、残った細胞のうち3〜5 割が万能細胞特有の性質を示したとのこと。

これらを別のマウスの受精卵に移植すると、体のあらゆる部分にSTAP細胞からできた体細胞が交ったマウスが生まれ、STAP細胞がさまざまな細胞に変化することが証明されたとしている。

 

このように細胞が刺激を受けて、受精卵に近い状態に巻き戻しする初期化現象がおこることを証明したのは初めてだそうです。

またSTAP細胞は作成が容易で、人工多能性幹細胞(iPS細胞)で問題になるがん化や染色体への影響も確認されていない。

またiPS細胞では作れなかった胎盤への変化も確認され、より受精卵に近い能力を持っていると考えられるとのこと。

 

この画期的な成果は、1月30日の英科学誌【ネイチャー】に掲載された。

 

万能細胞の作製効率ですが、iPS細胞よりも高く、期間も2~3週間短いそうです。

またリンパ球の他にも皮膚などの細胞で成功したほか、

細胞を細い管に通す、毒素をかけるなど、さまざまな「ストレス」を与えることでも初期化できたそうです。
 

 

● 2月5日 日経新聞

STAP細胞について京都大学と共同研究を進める事を発表しました。

京都大学にはiPS細胞を開発した山中教授をはじめとする専門家も多数いることから

病気やケガで損なわれた臓器などの機能を補う再生医療などへの応用では共通する課題も多く、研究の効率化が期待できる。

 

現在では、STAP細胞が作れるのは若いマウスの細胞にとどまっており、まだ臨床応用の見通しは立ってないそうだが、

ヒトの細胞でも作成できるか研究を進めていくとのこと。

 

理研などは、今夏をめどに世界初となるiPS細胞を使った目の難病の治療を実施するそうです。

今後京大との共同研究を通じ、STAP細胞研究の加速が見込まれます。

 

 

 

関西の産学連携の取り組み

2/2の神戸新聞の掲載記事です。

画期的な新薬の開発を目指し、製薬各社が京大と手を組み、独自の研究拠点を開設したりする動きのため活発化しているそうです。

製薬会社や医薬品分野の研究機関が集まる関西の地の利を生かし、新薬開発のスピードを上げていくとのことです。

 

● 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い新薬開発するプロジェクト


・昨年3月に完成した「メディカルイノベーションセンター棟」(京都大学)の一室で、

白衣を着た田辺三菱製薬と京大の研究者が一緒になって慢性腎臓病の新薬開発に取り組むそうです。

また他の部屋でも武田薬品工業、大日本住友製薬、塩野義製薬がそれぞれ京大と、

がんや精神疾患などの治療薬の開発を進めているそうです。センターの運営や研究には京大病院の医師が関わるとのこと。

 

 

 

● 関西に研究拠点を開設する企業


・大日本住友製薬

再生医療の研究を強化するため、神戸市中央区のポートアイランドに新施設を開設する。

地元に拠点を持つベンチャー企業と組み、iPS細胞を利用して目の疾患の新薬を開発する。

大日本住友製薬は「この分野で1番手になる」と意気込んでいるとのこと。

 

・ロート製薬

けいはんな学研都市(京都府木津川市)にある「ロートリサーチビレッジ京都」に再生医療の研究施設を設けたそうです。

 

・独立行政法人医薬品医療機器総合機構

昨年10月、大阪駅北側「うめきた」のグランフロント大阪に関西支部をオープン。

医薬品承認の制度に詳しい担当者が常駐し、臨床試験が円滑に進むよう助言をしているそうです。

 

・塩野義製薬

医薬研究センター(大阪府豊中市)では、 ポートアイランドにあるスーパーコンピューター「京」を新薬開発に生かせるか検討しているとのこと。

 

 

レモンの成分「脂肪肝に抑制効果」 病気予防にも

1月29日MSN産経ニュース

三重大の医学系研究科の田中利男教授らのグループは、「レモンを継続的に摂取することで脂肪肝などに役立つ可能性がある」という研究成果を発表した。

 

田中教授とポッカサッポロフード&ビバレッジ中央研究所との共同研究。

中性脂肪が低い人が多いとされる地中海沿岸で多く消費されながら、あまり研究対象となっていなかったレモンに着目し、

ヒトと遺伝子配列や肥満のメカニズムが似ているゼブラフィッシュを使って実験したそうです。

 

ゼブラフィッシュに高脂肪食を与えて太らせた上で、レモンに多く含まれる「エリオシトリン」という成分を投与したところ

肝臓の脂肪が少なくなり血中の中性脂肪も約3分の2に減少。

また、ヒトから取り出した肝臓細胞にこの物質を添加した実験でも、同様に脂肪蓄積が抑えられる効果があったそうです。

 

 

 

 

2014年 花粉飛散量予測

2014年1月16日の日経ウーマンにて、2014年春の花粉飛散予測(第3報)が掲載されております。

 

スギ花粉の飛散開始時期は 2月上旬に九州や東海地方で花粉シーズンが始まると、

2月中旬に四国、中国、近畿や関東地方に、 3月に北陸や東北の日本海側にスギ花粉前線が達するそうだ。

 

日本気象協会によるスギ・ヒノキの花粉飛散量は、

九州から近畿にかけてのほとんどの地域と北海道(シラカバ)で、例年並みかやや多い見込みで

東海から東北地方は例年より少ないことが予測されている。

 

また散量が多かった2013年との比較では、九州から東北地方のほとんどが少なく、中でも東北、関東甲信、北陸、東海、中国地方は非常に少ないそうだ。また 北海道は2013年の飛散数が少なかったため、前年と比べ多くなるとのこと。

 

今年も2月からの花粉症シーズンにむけて早めの対策を心がけたいところです。

花粉症予防や対策に便利な、 iPhoneやAndroidで使えるアプリ「花粉症ナビ」なども役立つと思います。

 

グンゼ、米系医療機器大手との提携

1月28日の日経新聞の掲載記事です。

グンゼは米系医療機器大手コヴィディエンと提携し、内視鏡手術で使う新しい縫合機器の開発・販売に乗り出すそうです。

コヴィディエンの主力製品である自動縫合器とグンゼの縫合補強材を一体化し、出血を減らしたり手術時間を短縮したりするのに役立てるそうです。

新製品はすでに厚労省の薬事承認を取得済みで、春にも発売を開始する予定。

 

患者の旅行に医師が同行 

1月26日神戸新聞の掲載記事です。

2013年8月に旅行同行サービス専門の「こひつじクリニック」(兵庫県尼崎市南塚口町1)が開設されました。

末期がん患者や持病を抱える人など外出に不安のある人が、安心して旅行や里帰りができるように計画を立て、医師が付き添う。

「いい思い出ができた」と家族からも好評とのことです。

 

「病気になると旅行を諦める人が多いが、医師が同行すれば安心して出かけられるのでは」という思いからクリニックを開設されたそうです。

 

 

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