ミカタ日記

「地域医療支援病院」に承認 明石市民病院

12月4日の神戸新聞の記事で
兵庫県明石市立市民病院(同市鷹匠町)は、地域の開業医などと役割分担し、高度な医療の提供を目指す、
また地域医療機関からの患者の紹介率や基準を満たしていることから「地域医療支援病院」に11月12日付で県から承認されたそうです。(神戸新聞参照)

これまでの取りくみとしては
1、2011年10月に地方独立行政法人化し、活性化に向けた中期計画を策定。その中で地域の医療機関との役割分担を目標に掲げ、昨年5,6月には「かかりつけ医を持とう」と患者に呼び掛けるキャンペーンを展開

2、地域の医療機関を通じた予約を優先し、紹介を受ける患者の情報を事前に把握できるようにするなどの連携を強化

3、救急患者を積極的に受け入れており、前年度の年間約1900件が、現在は月200~300件で推移

また承認に伴い地域医療機関との医療機器の共同利用も開始されたそうだ。

 

ケア・カフェこうべ(神戸大学医学部附属病院)

神戸大学医学部附属病院が明日12/12 19時~21時まで兵庫県民会館 902号室

医療、介護、福祉、行政、保育、教育などケアに携わる方限定で

第3回ケア・カフェこうべが開かれます。

 

第3回目のテーマは【疲れ】。

いろいろな職種の視点や、情報交換などの場としても勉強になりそうな新しい観点のイベントですね。

関西ろうさい病院

尼崎市の関西ろうさい病院が、
12月6日~25日まで毎日日没から4時間
イルミネーションを点灯しているそうです。(参照:かんろうメディカル通信参照)

患者様などの癒しになるような、素敵なイベントですね。

ドクターヘリ(兵庫県)

ドクターヘリの未整備地域の兵庫県播磨地域・丹波南部地域を運航範囲に

11月30日から運航を開始されました。

http://www.kouiki-kansai.jp/data_upload/1385021693.pdf

 

基地病院は兵庫県立加古川医療センター。また準基地病院は製鉄記念広畑病院です。

 

兵庫県立加古川医療センターのみで運航し、準基地病院の製鉄記念広畑病院のヘリポート等の整備や人員等の状況を勘案し、

今後は、兵庫県立加古川医療センターとの役割分担を決定するとのことです

iPS細胞2

前回と引き続き、ips細胞の11月12日の日経新聞記事を紹介します。(日本経済新聞
東京大学の星和人特任准教授と高戸毅教授らは、iPS細胞そのものを移植して、膝関節を再生する実験にブタで成功。
関節の欠損部に人間のiPS細胞などを入れると、約1カ月後に軟骨と骨ができて、正常に歩けるようになったそうです。
iPS細胞を使ってブタのような大きな動物で膝の関節を再生したのは初めてとのこと。

iPS細胞を使う再生医療の実用化研究はじまる

10月30日の日経新聞の紹介です。(日本経済新聞
 
大日本住友製薬がiPS細胞を使う再生医療の実用化研究を始めるそうです。
医薬品としての実用化を目指すのは大日本住友製薬が初めてとのこと。
 
神戸市の理化学研究所が研究している、目の難病治療に使う細胞の量産技術確立を目指しており、
早ければ2018年にも医薬品としての承認を国に申請する方針。
実用化を目指すのは、最悪の場合、失明にも至る難病「加齢黄斑変性」の治療に使う細胞で、
理研は来夏にも、世界初ips細胞から作った目の細胞の臨床実験実施の予定。
また株式会社ヘリオスや大学などの研究機関と共同で治療に使う細胞シート
を安価に製造する技術を開発するとのこと。
 
ありとあらゆるすべての細胞に分化する「ips細胞」
今後再生医療や創薬研究分野での成長が見込まれます。
 
 
 
 

3Dプリンターの進化

本日は前回に続き3Dプリンターの内容です。
産学連携で医療分野に3Dプリンターを活用する動きが広がっていると
10月25日の日本経済新聞で掲載されておりました。(日本経済新聞
 
1・ナカシマメディカルと大阪大学の開発
 
人工関節メーカーのナカシマメディカルと大阪大学は、患者の変形した骨に合わせた手術器具
「パーソナライズド人工関節」開発し手術時の精度を高めて時間も大幅短縮するとのこと。
 
開発した手術器具は、骨を切断するためのガイド器具を3Dプリンターで作成。
 
本来、骨折などで変形した骨を治療するには、骨を切断する手術が必要だが、
新しい器具を使うとどこを切断すれば良いかが分かるため、通常2時間以上かかる手術が40分で終わるそうだ。
 
 
これらを用いた腕の手術が厚生労働省に承認され、現在は足の手術向けでも承認審査中とのこと。
またナカシマメディカルは経済産業省の支援を受け、政策シンクタンクのJIGHと共同で香港やシンガポールでも富裕層向けに販売を始めるそうだ。
 
 
 
 
2・医療機器開発のネクスト21と東京大学、理化学研究所との開発
 
3Dプリンターで成形する人工骨を実用化した。
患者の体に合わせた医療機器の普及で、患者の負担軽減が予想されている。
 
リン酸カルシウムを材料に3Dプリンターで積層して作る。
 
事故や先天的な病気による骨の欠損や変形の治療に使うとのこと。
2014年には実用化を目指すそうだ。
 
 
 
3・北陸先端科学技術大学院大学の川上教授らとスタジオミダス
 
MRIのデータを基に肝臓と腎臓の立体模型を作製。
 
外科手術のシミュレーション用で、外科手術の手順を決める際などに役立てるとのこと。

 

 
 
4・海外での記事
 
失った足にそっくりな義足などの開発、実用化が進んでいる。
 
欧米では耳の形に合った補聴器や歯科矯正用のマウスピースなどの利用が広がっているとのこと。
 
 

 

 
5.東北大学(11/8東北大学HP
 
 
千葉晶彦教授らの研究グループは、金属用3Dプリンターで原子の配列を一方向に揃えられることを、
人工股関節等に用いられている医療用コバルト−クロム合金を用いた実験で発見。
 国産のオーダーメイド人工関節の実現が加速します。
また、ジェットエンジン用タービンブレード等、3Dプリンターを用いた金属製品の開発に重要な影響を与える。

 

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
直近では、ダイソン財団 デザインアワード 日本人が初受賞(11/13日経新聞)記事も掲載されておりました。
 
日本の医療分野で3Dプリンターを普及するには、
薬事法の承認を得るために製造方法や材料の安全性の検証が課題になっているが
3Dプリンターは、これからのモノ作りだけではなく、医療を益々変えていくことが期待される
 
 

神戸大と大阪大が点字や触図で歯科治療説明のシステムを開発

神戸大医学部と大阪大歯学部のチームが、
視覚障害者を支援するため、歯の病気、治療状況を点字や手で触れられる「触図」によって
表現するシステム「デンタクト」を開発したそうです。
 
神戸大医学部付属病院はこれまでに視覚障害者向けに医療文書の自動点字翻訳システム「イーブレイル」を開発し
インターネットを使った点字の自習システムや触れることで行き先が分かる「触地図」のシステム作りも進めてきましたが、
今回は、障害者の歯科治療に力を入れる阪大から依頼を受け、立体的に表現することの共同研究を開始。
イーブレイルに「歯質」など計1638の歯科用語を追加するなどし、開発を実現しました。
 
 

このシステムでは歯科医師が病名や病状、
治療内容をパソコンに打ち込むと自動で点字に翻訳され、
歯垢(しこう)など汚れがある歯の場所を立体的に表現する触図ができるそうです。

 
印刷は立体コピー機を使用とのこと。
視覚障害者は全国で31万人に上るともいわれているそうです。
 
ご自身の歯を知る事や、治療への恐怖心を取り除くためにも、これからどのような予防が必要なのか、
どれだけの回数がかかるかなど、今まではボランティアの方が間に立っていたことが一人でも向き合えるようになり、
様々な不安な疑問や問題点を今までより瞬時にわかりやすく伝えられるようになります。
 
一般の開業医へ普及するのには時間がかかるでしょうが、とても有難いシステムだと思います。

 

(神戸新聞)

 

川重とシスメックス、医療用ロボットで新会社を設立

10月21日、川崎重工業とシスメックス(医療関連機器製造)は、
医療用ロボットの企画や市場調査を手がける新会社【メディカロイド】を共同で設立したと発表した。
 
川重が強い産業用ロボットの技術力と、シスメックスの機器製造・販売ノウハウを融合。
検査・診断や治療・手術、患者の負担低減などに役立つロボットを開発・製造し、国内外で販売予定。
患者への負担が少ない低侵襲治療を実現する手術ロボットや、検査・診断ロボットなどを想定している。
 
2015年から順次製品の開発を進め、今後は製造・販売サービスへと事業を拡大し、
2030年には売上1,000億円を目指すとのこと。(参照:日本経済新聞
 
 
 
 

医薬品医療機器総合機構(PMDA) 神戸で初の薬事相談

10月16日の神戸新聞で、
独立行政法人・医薬品医療機器総合機構(PMDA)が神戸で初の薬事相談を行った記事が掲載されてIいました。
 
ポートアイランド(神戸)Ⅱ期の国際医療開発センター(IMDA)内に開設した「薬事戦略相談連携センター」で指導・助言業務を初めて行った。
今後も毎月第3水曜日に開催していくそうです。(神戸新聞
 
 
Page top