6/24 日本経済新聞の掲載記事です。

 

水に溶けにくい医薬品を微細化して腸から吸収しやすくする技術の開発が進んでいます。

 

名城大学の丹羽敏幸教授らは、粉末状の医薬品を液体窒素の中でドライアイスの粉と 一緒にかき混ぜることで、1マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルよりも小さいサイズに粉砕する技術を開発しました。

 

通常は20%しか水に溶けず、腸から吸収しにくいという欠点があった。

てんかんの発作を抑える治療薬「フェニトイン」を粉砕したところ、90%以上が水に溶けるようになったそうです。

 

ドライアイスは気化するので粉砕後、不純物が残らず

金属を使った粉砕に比べて実用化の障害が低くなります。

 

今後は、製薬会社と協力して、様々な医薬品で試すそうです。