ロボットで病室消毒 個室は5分で除菌 兵庫県立の9病院
兵庫県立の9病院が、新型コロナウイルス感染症の院内感染を防ぐため、紫外線を照射して病室を無人で消毒するロボットを導入します。
導入する病院は、コロナ対応の中心を担う加古川医療センターや尼崎総合医療センターなどで、感染症の最前線で闘う医療従事者の負担軽減を図るそうです。
ロボットは、1台約3千万円で計2億7千万円の費用がかかりますが、県議会が期末手当など議会費を削減して捻出した費用約1億円と、国の地方創生臨時交付金で賄う方針だそうです。
ロボットは強力な紫外線を照射することで、新型コロナやエボラ出血熱、炭疽菌などのウイルスに対応し、病室や集中治療室、手術室などで幅広く使え、個室であれば5分間で、ドアノブや床、ベッドなどに付着したウイルスを消毒できるそうです。
病室の消毒は、看護師らが消毒液で備品を拭くなど1部屋当たり1時間を要していたそうですが、ロボットの導入で医療従事者の肉体的負担が軽減でき、精神的な面でも感染リスクを減らす効果が期待できるそうです。
8/27 神戸新聞
テルモ ライトストライク(パルス方式キセノン紫外線(UV)照射ロボット)