コロナ禍 憩いの病院売店 明るい接客、老舗のパンも
神戸労災病院では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で医療現場が逼迫(ひっぱく)する中、院内の売店が豊富な品ぞろえと気配りで医療従事者を支え、病院利用者の心のよりどころになっています。
店構えで目に付いたのは、入院患者が季節感を感じ取れるようにと、クリスマスの時期は、サンタクロースのぬいぐるみやツリーなどクリスマスの飾り付けをして、置物やお菓子なども季節に合わせて変えているそうです。
品ぞろえも豊富で、弁当は多くの種類から選んでもらえるように、1日7社から手作りのものを仕入れていて、平日は日替わりで揃えているそうです。
また市内の老舗ベーカリーなどが販売するパンも人気だそうです。
利用者への気遣いも、親しまれる理由の一つで、入院生活で使う備品も販売していますが、病院と連携し、医師が記入したカードを見せるだけで買い物ができ、カードには必要な備品やサイズが書かれていて、患者は自分の症状を話す必要がないそうです。
コロナの第1波で店舗などの営業自粛が呼び掛けられていた昨年5~6月には、売店のスタッフも半分が出勤を自粛されたりして、残ったスタッフで営業を続け、「医療従事者を支えたい」と廃棄が増えても弁当は欠かさず数種類用意したそうです。
医療現場の正念場は続くが、「活力の源は食」なので、これからもバリエーション豊かに提供していきたいということです。
同病院の1階のエントランスの脇に売店はあり、午前8時から午後6時まで営業しています。
また、2015年6月の同院50周年記念式典に合わせて、同病院のマスコットキャラクター「ロッサくん」のぬいぐるみ、タオルハンカチなどキャラクターグッズを弊社で制作しました。
患者様やご家族、院内スタッフの皆様に喜んでいただけているグッズのようです。
特にけっこう可愛く抱き心地の良いぬいぐるみは人気があるようです。
2020/12/15 神戸新聞