国立成育医療研究センターは、長期入院中の子どもたちが犬型ロボット「aibo(アイボ)」とふれ合うことで、どれだけ心が癒やされるのかを科学的に確かめる研究を始めました。

 

 

同センターでは、長期入院では、「痛いことばかり。友達と遊べない」「これ以上何を頑張ればいいの」と不安やストレスを感じる子どもが増えるため、遊びなどを通じた心理面での支援に力を注いでいるそうです。

 

 

 

2018年12月にスタートした研究では、日頃のふれ合いを通じて、ストレスの減少効果や幸福感などが得られるかどうかを、子どもの唾液や血液、尿の成分を解析して調べるそうです。

 

アイボにはカメラやマイクが備わっており、子どもの表情や声などのデータも分析するそうです。

 

 

研究は2021年3月まで行われ、責任者で同センター児童・思春期リエゾン診療科の診療部長は、動物との交流が患者の生活の質を改善に役立つことがわかってきて、アイボによっても、長期療養の子どもたちのストレス軽減や情緒の安定につながるかを確かめたいそうです。

 

 

2018/12/3 ヨミドクター