10/17の高知新聞の記事を紹介します。 

 

 

「弱視」など目の障害を幼児期に発見して治療につなげようと、高知県内の企業や医療関係者らが連携し、監修を高知大学医学部の教授が行い、絵本を使った視力検査キットを開発しました。

ランドセル環と呼ばれる「C」の記号をドーナツに見立て、どの動物が食べたかを答えてもらい、楽しみながら検査ができるため、「検査の精度とスピードが上がり、弱視の子を1人でも多く救いたい」と話されています。

 

弱視は眼鏡などの補正器具を使っても視力が上がらない状態で、幼児期の遠視や斜視が原因となり、その一方で、視力の発達期である6歳ごろまでに治療を受ければ。視力の発達が可能とされているそうです。

 

2014年から開発に着手し、2016年の夏、高知県内の4ヶ所の幼・保育園で行った実証実験で、3歳児の9割近くが検査法を理解できたそうです。

 

市町村に購入を呼び掛ける予定で、「弱視だと職業選択やスポーツなどで制約をうけてしまう。この検査法を高知の3歳児検診の標準にし、早期発見、治療につなげたい」と話されています。

 

「3歳から楽しくできる視力検査『たべたのだあれ』」は1セット2万5千円(税別)で、絵本の別売りもあり、1冊300円(税別)になり、高知県内の創友とコッコ・サンで販売しています。