嚥下障害への新たな治療法として、のどに微弱な電流をあて、脳を刺激することで、食べ物を飲み込む反応を速めるという新たな治療法を、兵庫医科大学(西宮市)が開発し、発表しました。(産経新聞より)

 

これまでの治療法では、のどに7~25ミリアンペアという強い電流をあて、嚥下に使う筋力を強めるという治療法でしたが、強い電流によって皮膚に痛みや不快感といった副作用が生じることもあったそうです。

新たな治療法は、3ミリアンペア以下の微弱な電流を流すことで筋力を強めるのではなく脳を刺激し、「嚥下反射」を早めるというものです。

 

微弱な電流を流す機器は、医療機器の開発製造を手がける「ジェイクラフト」(大阪府和泉市)が開発し、9月28日から医療機関向けに発売し、将来的に患者さんの自宅での使用が可能になるように開発を進めるそうです。