病気や障害のある子どもが着脱しやすい介護用肌着を武庫川女子大学の学生が、

近畿経済産業局の産学協働プロジェクトで企業と共同開発しました。

 

病院や小学校のスポーツクラブなどで聞き取りを行いましたが、けがの程度や障害の軽重などで意見が幅広く、ニーズの把握は難しく、時には調査を断られる事もあったそうです。

調査を始めて2ヶ月後に、障害児が通う特別支援学校で好感触を得て、その後、阪神間の特別支援学校の協力を得て聞き取りを始め、ネット調査も行われたそうです。

特別支援学校に出向いて職員や保護者からニーズを聞き取り、その思いを形にしてデザイン面に力を入れたそうです。

 

「おしゃれに、気持ちよく着てもらえれば」と話されていました。

 

その結果、着脱しやすい前開きのロンパース(つなぎ服)や肌に優しい素材へのニーズが高かったそうです。

素材は綿100%にして、半袖ロンパースは肌触りを考慮して、袖口の縫い目をベビー用で見られる外向きにし、スタイはチェック柄のバンダナ風で、のど元の気管切開痕などを隠しておしゃれに見えるように商品化されました。

 

5/19 神戸新聞NEXT